3人が本棚に入れています
本棚に追加
教室の外に出ると窓が開けられた廊下は少し冷えていた。
さっきまであった眠気がすっと消えた。
「目覚ましにコーヒーでも飲みに行く?バイトまで時間あるでしょう?」
「するする…ゆうは優しいね」
「違うよ、はるかがいなくなったらそのままそこで課題するから」
頭をがしがしと撫でられる。
「やだ」
さっき整えたばかりなのに。いや整えてもらったんだけど。
ユウはゆっくりと微笑むと髪を直し始めた。
「あれ?かわいいじゃん、このピアス」
最初のコメントを投稿しよう!