始まりの村

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「……なるべく早くしてくださいね」 「もちろん」  もちろん早く済ませるつもりなどない。  服で強調されているとはいえ、それを差し引いても思ったより大きい。サイズが合ってないのか、窮屈そうに少し押しつぶされている。これは感触を確かめる必要がある。話が終わったらパーティーに加えてやろう。 「あの……まだ、ですか?」  勇者を()かすとは無礼者め。まあいい、これからいくらでも見られるし、このくらいにしておくか。  さてと、アイコンは、と……あった。ペンダントみたいだが宙に浮いている。確かにあのアイコンだ。  お、出てきた。この娘のステータスは……。  【家事手伝い:Lv. 362,405】   ・体力   2,234,537   ・力強さ  1,877,296   ・知力   5,128,493   ・魔力   4,924,765   ・素早さ  3,846,622   ・器用さ  4.129,056   ・幸運   2,772,402 「なぜか異世界から来た人はレベル100で頭打ちになるんですよね~」  俺は頬を赤く染めながら、そっとおっぱいと現実から目を(そむ)けた。 つづく(かも?)
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