君と出会えた あの夏

第一回 二人の出会い

『キー。』

『パタン！』

私は、あわただしく、家のドアを開けた、、、、。

「ふうー、やっと帰りつけた、、。」

「まったく、いきなり、雨なんか降り始

めてンじゃないよ、、、、。」

そう言いながら、私は、自分の部屋へと

向かって行った、、、、。

私は、自分の部屋に着くと、びしょ濡れ

の服をすぐに着替えた。

ぶつぶつと勝手に降りだした雨に対して

文句を言いながら、、、、。

私が服を着替え終わらないうちに、仕事の

休憩で、父親、相沢浩介(あいざわ こうす

け)と、母親、相沢弘子(あいざわ ひろこ)

が、その仕事場の病院から自宅へ帰って来て

いたらしいが、しばらく、私は、気づかな

かった、、、。

そして、その父親と母親の足は、だんだん

と私の部屋の側まできた。

そして、私の部屋のドアを開けた、、

『パタン！』
「なんだ、お前、 また、早退したのか？ まったく、困った奴だ、、、。」
「うるさいな、ほっといてくれよ。」

『バタバタバタ。』

『バタン！』

そう言うと、私は、家を出て、再び、雨

の降る街へと飛び出していった、、、、。

そう、これがこそが、我が家の日常、い

つもの事、いつもと変わらない出来事であっ

たのだった、、、、。

だけど、確実に、朝霧美人との出会いで、

私は、全てが変わった、、、。

朝霧美人が、私の全てを、変えたん

だ、、、。

かえてくれたんだ、、、。

そう、これが、この物語りの全ての始まり

だった、、、。