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スタイルが良くて笑顔が可愛い人で思わず見惚れる。
「あ、私北原 朋香です!こちらこそよろしくお願いします。」
「うん!それじゃ、掃除始めよっか。私たちはこの床ほうきで掃いたらいいだけだからゆっくりやろうね」
「はい」
「あのさ、北原さんってさ入りたい部活とかある?もしないなら、天文部おいでよ!火木土活動してるんだけど来れる日だけでいいし、ずっと勉強してるイメージあるかもだけどそんなことないから!一回見学来てよ。待ってるから。」
「わかりました。」
その後も山本先輩と他愛ない話を続ける。
「おーい、山本、北原!掃除終わるぞー。」 と高橋先生の声。
「やば、戻らなきゃ。じゃあまたね!」
と山本先輩は小さく手を振って駆け出して行った。
教室に戻ると愛に声をかけられる。
「ともか、大丈夫だった?」
「大丈夫だったよ。いい人だったから。天文部に勧誘されたの。それで…。」
「見学ついてきて欲しいんでしょ?」
さすがだなと内心感動する。
「…大正解。」
「あんたほんとに断れないんだから。ま、ついてくけどね~。」
「ありがと~!」
「でもそれは明日にしてね。今日は駅前のカフェ行く予定でしょ?」
「もちろん!」
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