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その後
慎ちゃんと舞は、しばらくして、一緒に住むことに決めた。
そして、あの幸福を呼び寄せる縁起の良い毛と言えば一緒に住む事を決めた頃、自然と抜けたようだった。
舞は小さな桐の木箱に大切にしまうことにした。
同棲生活は、お互いに無理せず何かあったら、きちんと話し合う事。我慢しない事など約束を決めた。
それでも小さなケンカはあるけど仕方がない。慎ちゃんは、そんな時は、舞の大好きなアイスをお土産に買って、黙って冷凍庫にしまっておく。
朝、冷凍庫を開けると気がつくように見える場所に置いて。
舞は、アイスに気がつくと機嫌が良くなり、甘い顔をして美味しそうに食べる。
そして、朝が弱い慎ちゃんを起こしにいく。
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