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今日一日の仕事はどうだったかというと予想していたとおり、冷たい視線を同期に向けられていた。私が悪いのか?白木君が悪いのか?誰が悪いわけでもないのにこの状況に納得いかないけれど、私は、職場は生きていくために必要な金を稼ぐところと考えている。だから辛くないと思いたい。だけど帰りにコンビニでチューハイをたくさん買って飲みたい気分である。
「やっと終わった・・・。」
定時でなんとか終わらせて私はさっさと会社から出る。人の目がある中私は軽く深呼吸した。心が生き返る。私は、速足で近くのコンビニに向かおうとすると、
「里佳子さん!」
自転車に乗った学君が私の横に来た。
「今度の休み、僕に里佳子さんの時間ください!」
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