年下だけど

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土日休みが休日の私。けど社会人になってから誰かと過ごすことは、ほぼない。 平日休みの友人、そして同じ土日休みなのに、彼氏がいる子はそっちに行ってしまう。結婚した子は旦那や子供との時間が優先だし、同じ年なのに一緒にいる時間が重なり合うことはどんどん少なくなって1人が辛いわけではないけど、本を読んだり、ジム行ったり自分磨きの時間は楽しいけど、やっぱり寂しい気持ちがあった。 律と別れてから私は男の人と遊びに行くことができなかった。 その人を律に重ねてしまうからだった。それは相手に本当に失礼だし、そんなことをしてしまう自分が嫌だった。 だから、学君のお誘いに、他の男の人、同様断ろうとしたとき、 「いいよ。」 自然と考えてたことと別の言葉が出た。・・・え?今・・・私、なんて・・・。 「やった。」 前を見るといつもより少し頬を赤く染める学君の口元が幸せそうに笑ってていた。
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