あとがき

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黒崎(倉田)美奈 紗夏は基本的に、一途で融通利かない女の子が好きなので、美奈みたいに流される女って、あんまり書いたことないんです。 他力本願で自己主張低くて、世間知らず。響にも雄大にも言われっぱなしでやられっぱなし。官能小説のつもりでスタートしたから、人間的魅力より性的魅力主体になっちゃって、響も雄大もどうして美奈がそんなにいいのかわからなかった方も多いと思います。すみません、作者の筆力です。 三人称だったからいいけど、一人称だったら、ドンづまってた、と思う。 後半は少し強くなったし、たくましくなった…んですかね。 倉田響 こんなドSで変態なヒーロー、受け入れられるのかな?と彼が何かやらかす度に、めちゃくちゃビビってました。 多分、彼目線のシーンが一番少なかった…はず。普段はけいちゃんとか穂積とか、フェミな男ばっかり書いてるから、これまた書きにくかった。前半なるべく美奈への感情はチラリズムを心がけてたから余計に。 でも、頭が切れて、何考えてるかわかんない飄々とした男は好きなので、機会があったらまたこんな感じの男を書いてみたいよう気もする。 正直パパになった姿が想像出来ないんだけど、大丈夫なのかな。 勝俣雄大 ペコメで一番叩かれてたと思うんですが、この人、一番書きやすかった! おい。 自分のことは棚にあげて、独特の持論振りかざして、美奈を説得するとこ見ると、きっと優秀な営業マンなんでしょう。でも、人の話も聞こう、おっさん。 後日譚では少し、成長して大人の渋みが出てた…と思う。本編は大人げなさすぎだので、賛否両論あるとは思ったけど、彼は絶対に出したかったんです。 まあそれでなくても登場人物少ないしなあ。 佐野薫 結婚はしなくてもいいと割り切れるのならば、彼女と雄大みたいな関係はありなのか…いや、やっぱりダメだな、と思う。薫もなんだかんだ独占欲出てたし。最後、目を覚ましてくれて良かった。 以上。 勝手な作者のキャラ語りでした。実りなくてすみません。 本当登場人物少ないなあ。
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