それぞれの色。

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   「ちょっとやり過ぎだったのかもね」  苦笑いを浮かべるマルオに、  「悪ふざけが過ぎたな」  同調する俺。  「イヤ、ここから流れを変えるよ」  そんな俺たちに、蒼ちゃんが不敵な笑みを向けた。  「今回は先回みたいな流れにはならないって。前回の評価は奇跡的なラッキーだっただけだったのに、3人が勘違いするからー」  蒼ちゃんに乗ろうとしない拓海は、面倒くさそうに焼きそばパンを未だにくちゃくちゃ言わせながら食べていた。  「まじで汚ぇ、拓海。こんな事もあろうかと、姉ちゃんからタブレットを借りてきましたー‼」  蒼ちゃんは拓海に白い目を向けると、『じゃじゃーん‼』と言いながら自分のリュックから可愛いカバーに入ったタブレットを取り出した。
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