それぞれの色。

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 4人でケタケタ笑っていると、蒼ちゃんのコメントに返信がついた。  【自演乙。】  相手に勘付かれてしまったらしい。  「速攻でバレとるやないか」  拓海が拳で蒼ちゃんの肩を小突いた。  「イヤ、バレてるわけないやん。まぁ、任せなさい。俺の悪口は無限。」  蒼ちゃんがまたタブレットのキーを連打した。  蒼ちゃんは、普段から脚本を書いたり編集したりでパソコンやタブレットを使いまくっている為、他人の3倍は操作が早い。  「どやさ」  タブレットを俺らに翳しながら、瞬息で作った文章を見せる蒼ちゃん。それを見て、  「俺、蒼ちゃんに口喧嘩で勝てる気しないわ」  と引きながら笑うと、  「俺、理系だから瞬殺されるわ」  マルオが俺に頷いた。
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