何色でもない。

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 「あれは3年が引退するまで無理。しかも、よっぽど上手いかイケメンでない限りつけてはならない。ただチャラつきたいだけに見える、まじ危険アイテムだからな。じゃなくて、俺は純粋にサッカーが好きなの‼ 女子にモテたいわけじゃない…わけではないけど。そういう蒼ちゃんは?」    「俺は陸上部」    「蒼ちゃん、足早そうだもんね」  拓海が蒼ちゃんを見ながら『陸上部っぽいもんね』と、イケメンをいいことに何のボケもかまさないから、  「分かる。逃げ足が俊足そう」  俺がちゃちゃを入れてみるが、  「イヤ、俺はハイジャン」  蒼ちゃんは拾ってくれず。    「【プ】まで言えよ。【プ】まで。【ハイジャンプ】だろうがよ。つか、走り高跳びって言えよ。日本人だろうが」  『いつもお前のボケを拾ってやってるんだから、俺にも乗っかれ』とばかりに今度はツッコミを入れてみる。
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