それぞれの色。

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 蒼ちゃんから布団を借り、みんなでそれを持って蒼ちゃんの部屋へ。  蒼ちゃんはベッドで寝るかと思いきや、蒼ちゃんまで床に布団を敷き始めた。  「淋しがり屋かよ」  と蒼ちゃんにツッコむと、  「急にひとりでフラーと作業しにいなくなったりするくせにね」  俺の言葉にマルオが『ふふふ』と笑った。  「俺、真ん中ー」  開き直った蒼ちゃんが、真ん中に敷かれた布団に潜り込む。  「写真とか動画の撮影は絶対端っこ陣取るくせに、こういう時だけなんなんだよ。俺も真ん中ー」  真ん中が定位置である拓海も当然中央に。蒼ちゃんと拓海にはじき出されたマルオと俺が端の布団で寝ることになった。  そして話すことはやはり進路について。
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