何色でもない。

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 「後先考えろよ。本当にチャレンジしたい時に出来なくなるパターンやん。てか、何? どういう事? 何のビデオ判定だよ」  ふざけた挙句に話が逸れ過ぎたせいで、そもそも何の話をしていたのか分からなくなる拓海に、  「拓海、ラッキー。あと1回チャレンジ残ってる。使っていいよ」  蒼ちゃんがダメ押す。  「お前ら、まじでテニス部に狙撃されても知らねぇからな。チャレーンジ‼」  決して面白キャラではなかった拓海が遂に、拳を握った右手を突き上げ、勢いよくチャレンジしてしまった。  壊れた拓海を見て、蒼ちゃんもマルオも俺も大爆笑。  中身もなければ生産性もまるでない会話を毎日毎日していくうちに、俺ら4人の仲はどんどん深まっていった。
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