195人が本棚に入れています
本棚に追加
えもいわれぬ感触に、焔華はたちまち体を支える力を失った。肘がくだけ、顔から寝台に突っ伏す。
しかし腰は崩れ落ちることを許されず、高い位置で固定され、嬲られたまま。
指が二本、三本と増やされ、抜き差しと、回転が速くなる。
「だいぶほぐれてきましたね。内壁が、指に吸いついてくるようです……」
淫らな水音を立てて奥の奥まで突かれ、焔華は涙を浮かべてシーツをかきむしる。
「やめ……おねが、や、めろっ……はぅッ…あっ…ん…」
「いい声で啼けるようになってきたじゃありませんか? 今宵が初めてだというのに――今までただの腕力馬鹿だと思っていたけれど、もしかしてきみには淫乱の素質があるのかな?」
「くっ……んッ…」
我慢しようとするが敏感な奥処を刺激されて、どうしても声が漏れてしまう。
「そんなにココをひくひくと窄ませて。指だけじゃ、まだ足りないといいたげですね? さっき抱いたあれだけで、もう貫かれる快感を覚えてしまったのかな?」
「……ッ」
指が引き抜かれてゆく。空虚感に襲われて無意識に、出て行きかける指を締め付けてしまった。
「んん……!」
「やっぱりきみのココはまだ物欲しそうですね? 淫らにひくついてますよ」
「飛翠……っ違う、…い、や」
「ご心配なく。今からもっと気持ちよくなれるものをあげますよ」
最初のコメントを投稿しよう!