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「そのセリフを言った時点でお前の負けは100%確定だ!」
「蓮、アタシに合わせなさいよ!」
「言われなくても!」
「ギガントスタンプ!いっけぇーーー!」
三樹はメイスにエネルギーを溜め込み、それを地面に勢いよく叩きつけ、先程よりも凄まじい衝撃波で04を宙に放り投げた。
『お前らは仲が悪い訳じゃないのか!』
「ああ、俺と三樹は…パートナーだ!」
〈ブラック・フィニッシュ!〉
蓮は大きくジャンプしてそのまま04を勢いよく蹴りつけた。
『ぐふっ…やるねぇ。今日のところは帰らせてもらうよ。これ以上君らとショーを楽しむ気はないからね。』
04は捨てゼリフっぽいことを言いながら姿を消した。これによりフィールドバリアも解除され、壊されたバイクは元の位置に戻っていた。
―その後、いつものカフェ―
世の中理不尽だらけだよな、ホント。俺は完璧に被害者だよ…ケガしてんのにココア奢らされるとか…それも女子に…死にたい。もういっそのこと社会的に殺してもいいですよ、神様。
蓮は心の中で三樹を激しく恨んでいた。助けてくれたのは嬉しかったが、対価をもらうよと言われた以上、恨みたくなったのだった。
「俺の小遣いがぁ…」
「次はないからね?これに懲りたら、みんなでやることよ!」
「言われなくても……………分かってる。」
―臨海市西区―
「ぐあっ!つ、強すぎる…なんなんだ貴様は!」
「オレ?オレは…………海賊だよ、東区のお兄さん?」
自分を海賊と名乗る少年は西区に迷いこんだという男性プレイヤーを二発の銃弾だけで倒した。
「叛斗…流石だなぁ。東区の連中ってこんなもんなのか?」
「さぁ、どうだろうね?何でも東区には例のチームがいるって噂だよ、涼磨。」
~予告~
西区の連中が東区に殴り込み!?よぉし、オレたちの腕の見せ所だ!
次回〈クレイジーvsクレイジー〉
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