14 新たなる刺客!

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「…しょうがねぇ騎士様だ。いいぜ、お前が俺のことをライバルと思うのは大いに結構、だが、俺がお前を認める頃にはお前はぶっ倒されてるだろうよ!」 カァァァン 『ここからは手加減なし…一気に決めさせてもらう!覚悟せよ、蓮!』 「じゃあこっちも刺し違え上等と行こうかぁ!」 『怒龍噴炎斬!』「黒木流奥義・黒螺旋!」 「『うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁ!』」 二人はそれぞれ必殺技を全力でぶつけ合った。フィールドバリアがあっさり砕け散り、二人も全身を鉄球にぶたれたかのような衝撃に襲われた。 ―その後、保健室― 蓮はあの後、倒れていたところを誰かに助けられまたここに運び込まれていた。もちろん彼はそんなことなど知るはずもなかった。 「…また俺ここで寝てたのか。」 「そうよ…まったく、誰が助けたと思ってるの?」 蓮の横に座っていたのは彼とどこか馬が合わない少女…三樹だった。 「なっ、なんでお前がいるんだよ!だいたいお前なんかに助けられたくもねぇよ!」 「四野くんのバカ!なんで爆発のあったところに突っ込んだの!なんでこんな大ケガするくらい暴れるの!少しは同じチームのみんなの気持ちも考えてよ!」 「じゃあ逆に言わせてもらうぞ。あのまま原因も分かんない爆発が続いたら俺たちどころかこの学校全体が壊されてたかもしれないんだぞ!人様が体張って止めてやったっていうのにその物言いはなんだよ!」 「もうこれ以上迷惑かけさせないで!」 「…悪かった。だけど…新太の仲間は俺の仲間なんだ。そんなヤツらのピンチくらい、カッコつけさせてくれよ…助けたかったんだ、真剣に。」 蓮の目から大粒の涙が溢れ出てきた。それは彼の心に秘めた気持ちの現れから来たものだった。 「…言い過ぎたわ、ごめん。」 「カッとなって悪かったな。」 蓮は少し顔を赤くしてベッドから起き上がった。しかし、先の戦いの精神的なダメージによってすぐさま倒れてしまった。 「ホントに大丈夫?ねぇ、四野くん!しっかりして!」
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