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「……いいだろう」
と、そこで誰かが僕の期待に踊るように半分勃ち上がっていたそれに何かを付け始めた。酷く窮屈だ。これじゃあ……。
「これが欲しいなら、その口を大きく開けて見せてごらん」
言われるがままに、僕は羞恥心も感じなくなってしまったのだろう。男の方に尻を向け、両手で固く閉じられた蕾を開いて見せた。
「上手だ。ご褒美にお前の望み通りに食べさせてやろう」
男がそう言った瞬間だった。下半身に硬い杭が打ち込まれ、肉は無理矢理押し拡げられ引き攣り、鋭い痛みが脊髄を貫いていった。
「あっ……あぁ……!」
「気持ちいいか? もっと欲しいか?」
男の杭が何度も何度も腰に打ち付けられ、その度にぴちゃぴちゃと艶めかしい音が聞こえる。解すこともなく処女穴を貫いたために入り口が切れて血が溢れているのだ。
「気持ちいれす……! もっと、もっとっ……! もっと強く突いてご主人様ぁっ!」
理性などはとっくに吹き飛んでいた。今はただ快楽の渦に身体を沈め、男の欲望を貪り食うことだけが全てだった。
「あぁっ……いいっ、気持ちぃ……! イきたいよう、苦しいよぅ……ご主人様あぁっ……!」
下半身の拘束具が邪魔して達することができないのだ。もう何度も欲望を放ちたかったのに、できない。苦しい。助けて。
男の律動が早くなってくる。奥の奥まで入り込み、何度も突き上げられ、内壁が貫かれ破かれてしまいそうなほどだった。
「お前の中にいっぱいの御馳走を出してやるぞ!」
「あぁんっ! ご主人様いっぱい出してぇっ!」
と、びくびくっと打ち込まれていた杭が痙攣し、温かいぬるりとした液体が体の中に吐き出された。
「美味しいか?」
「お……美味しいれす……」
男のそれが引き抜かれると同時に、唐突に仰向けにされたかと思うと両脚を抱えられ、そのまま上半身の方に折り畳まれた。尻も男に見えるような格好だ。まさか、また男が犯してくるのだろうか?
その期待と現実は違っていた。僕自身を締め付けていた拘束具が外されていくのが分かった。
「さあ、良い子には上の口にもご褒美をあげるぞ」
「や、やめ――」
その瞬間僕の顔に向かって生温かい液体が降りかかり、口の中に苦い味が広がった。それと同時に身体が何度も痙攣し僕自身から出た液体は止めどなく僕の顔を汚していった。
「どうだ、味は?」
「……美味しいれす……」
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