第7.5章 想いの暴走

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エレノアを倒し、異変を解決したレミリアとレイゼル…この異変は、後に【傀儡異変】と呼ばれるようになる…その三日後、レイゼルは意識を取り戻す 「うっ……」 俺が最初に見た景色は…いつも見る紅魔館の天井だった 「…そうか、仇を…エレノア討ち果たしたんだったな…」 俺は体を起こそうとした…その時 「っ!?」 激しい目眩と激痛が俺を襲う 「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」 声にならない叫びを上げ…もがき苦しむ俺を最初に見つけたのは咲夜だった 「レイゼル!…これは!?」 「っ!…そばに……来るなっ…」 「…しかし!」 「はやく離れろぉ!!」 全身が砕けてしまいそうな程の激痛のなか、体を引きずる様に…俺は部屋の窓から外へ落ちた 「…っ!」 咲夜の足元は俺が流したと思われる血が水溜まりのようになっていた
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