第9章 紅霧異変再び

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そしてその頃…紅魔館 「…フフ、よく寝ているわ…可愛い寝顔ね…私ノ愛しい君…」 レミリアはレイゼルの部屋でレイゼルを見つめていた 「ん?…なんだ……レミリアか?」 「起きたようね…愛しい君」 「…何言ってんだ?俺の愛しい人は…」 俺が妖夢と言おうとしたその瞬間だった… 「あのオンナの名を口にするなぁ!!」 レミリアは俺の頬を鋭い爪で引っ掻いたのだ 「っ!!」 「貴方が呼んでいいのは、この私の名前だけ!あのオンナの名を呼ばせはしない!!」 「どうしちまったんだよレミリア!!」 「…あぁ、やっと呼んでくれたわね…愛しい君」 レミリアは光を無くしたような深い紅い目で俺を見つめ、微笑んでいる (どうなっているんだ?!…レミリアのやつ…まるで咲夜やあの人形使いみたいな目で…まさか!?) 「さぁ、レイゼル…添い遂げましょうか…契りを交わして、夫婦になるのよ?」 「ふざけるなっ!俺は妖夢が好きなんだ!お前じゃない!!」 「またあの女の名前を!」 今度はグングニルで俺の足を貫いた 「ぐあああああああああああ!!!…ああああああああぁぁぁ!!」 … 「っ!!レイゼルさんの悲鳴だ!」 「そのようね!」 「レイゼルさん!今行きます!」
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