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そしてその頃…紅魔館
「…フフ、よく寝ているわ…可愛い寝顔ね…私ノ愛しい君…」
レミリアはレイゼルの部屋でレイゼルを見つめていた
「ん?…なんだ……レミリアか?」
「起きたようね…愛しい君」
「…何言ってんだ?俺の愛しい人は…」
俺が妖夢と言おうとしたその瞬間だった…
「あのオンナの名を口にするなぁ!!」
レミリアは俺の頬を鋭い爪で引っ掻いたのだ
「っ!!」
「貴方が呼んでいいのは、この私の名前だけ!あのオンナの名を呼ばせはしない!!」
「どうしちまったんだよレミリア!!」
「…あぁ、やっと呼んでくれたわね…愛しい君」
レミリアは光を無くしたような深い紅い目で俺を見つめ、微笑んでいる
(どうなっているんだ?!…レミリアのやつ…まるで咲夜やあの人形使いみたいな目で…まさか!?)
「さぁ、レイゼル…添い遂げましょうか…契りを交わして、夫婦になるのよ?」
「ふざけるなっ!俺は妖夢が好きなんだ!お前じゃない!!」
「またあの女の名前を!」
今度はグングニルで俺の足を貫いた
「ぐあああああああああああ!!!…ああああああああぁぁぁ!!」
…
「っ!!レイゼルさんの悲鳴だ!」
「そのようね!」
「レイゼルさん!今行きます!」
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