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少女が歩む道
この地球のほとんどは、海でできている。
それなのになぜ人は全てを手にした王のような顔をして過ごしているのだろう。そんなことを考えていた。
新しく高校に入った。
別に入りたいといったわけじゃない。
誰かに入れと強制されたわけでもない。
ただ、それのほうが生きて行くのに良さそうだな、と自然にそう考えていたのだ。
それは、だぶん今生きているすべての人がしていることで私だけ悪いってわけでもなかった。ただ偏差値的に早く入れそうな所を選んだ。それで校則やなんやで嫌なところがあると私が行きたいといったわけじゃない。そう言い訳した。私の人生は言い訳でできていると言っても過言ではない。先生に注意されても言い訳。遅れても言い訳。生きていることに言い訳。だからもしかしたらって言う空想の世界に取り憑かれた。
知っているだろうか。今の高校は、授業中寝ても起こされない。ただいつの間にかマイナスがついている。馬鹿な生徒だけがラッキーだと勘違いをしている。私も中学までそんな日々を送っていた。前置きが長くなってしまったがその馬鹿な少女が馬鹿なりに書いていると思って暖かく見守りながら読んでもらえればいいと思う。
ある日私は、気づいてはいけないこの世界の秘密を知ってしまった。
世界というと大きすぎだけどこの私達の生きている所の秘密。
その話を聞いてほしい。
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