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廊下の角に張りつきチャンスを伺っていると、ターゲットである優莉が教室から出てトイレに向かうのを目にする一同。トイレから戻って来る時を狙う。守流はそう言って、親指を立てました。
何とも言えない緊張感が漂う中、ハンカチで手を拭きながら優莉がトイレから出て来ます。躊躇することなく飛び出す守流。ターゲットに近づくにつれ、恭也の胸がドキドキと高鳴っていく。それは他の男子も同じでした。
「江成さん、ちょっといい?」
さりげなく優莉に声をかける守流。瞬間、守流の手が下から上へ昇ると、まるで通風口から出た風に吹きつけられるように、フリルのついたスカートがふわりと舞い上がる。
それ《・・》を目撃した恭也は目を疑った。
スカートの中身が、期待していたものではなかったからです。
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