メロンソーダ

6/10
前へ
/10ページ
次へ
◇ 自分の部屋は、落ち着く。 私は端に置かれている自分の机に座った。 やばいな、それが私が思ったことだった。 今は篠塚君だけだけど、他にも誰か気づく人が出てくるかもしれない。 それだけはなんとしてでも避けなければならない。 私はスマホを取り出し、ツイッターを開いた。 『今日もいっぱい勉強する』、そうツイートしようとした時、一件のツイートが目に入った。 『カラオケなう』 5分前。いいね1。 私はそれを見て、部屋を飛び出した。 玄関でスニーカーを履き、急いで家を出る。 私の走る足は、カラオケ店に向いていた。 『カラオケなう』 ツイートしたのは、篠塚君だった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加