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エピローグ
5月いっぱいでNEOを退社し、わたしは、多忙極める恭平の仕事とプライベートをサポートをした。
NEOでシステムウェア開発の業務を行っていても、AIロボットのシステム開発は全く歯が立たず、ただ、言われた通りにプログラミングをする毎日。
あまりにも受注件数が多く、来年に会社の規模を大きくするために、事務的な事を任されたりして、恭平の役にたちたくて、わたしは必死に働いた。
恭平は、わたしに対して、側に居てくれるだけでいいとは言ってくれる。
でも、お荷物にはなりたくない。
恭平があまりにも多忙だから、6月に籍だけを入れて、夫婦になった。
母達は、『結婚式を挙げなさい』って言ってくるけれど、わたしと恭平は一緒に居られ、お互い想いが通じただけで満足し、時間もない事から、無視をした。
ただ、多忙な恭平が、わたしの誕生日に、プリンセスホテルのランチを食べに連れて行ってくれた時に、サプライズで、2人だけのフォット婚を挙げた。
とても、嬉しかった。
赤ちゃんの頃から側にいた恭平と、まさか、一緒を共に歩む事になるとは思わなかった。
仕事が忙しくて、なかなか、2人だけの時間を作れないけれど、恭平の側に居られる事が、わたしは幸せです。
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