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幼馴染との共同生活
恭平の部屋に引っ越しをする羽目になったわたし。
電子レンジやトースタ、冷蔵庫、洗濯機、を処分された。
「おまえが簡単に出ていけないように、これら処分するから」
引っ越し業者に指示する恭平、わたしが何か口を挟もうとすると、『黙れ』と睨みつけてくる……。
恭平はわたしと比にならないぐらいの多忙で、朝も6時に家を出ていた。
わたしは、22時に退社し、22時45分に帰宅をし、遅い夕食の準備をする。
23時半頃に恭平が帰ってきてから一緒に食事をする。
水曜日と金曜日は、いつも深夜帰りしている恭平。
同居生活を始めて、最初の水曜日。
起きてたから、リビングに出てくると、かなりお疲れモードの恭平がいた。
「……合コンじゃなかったの?」
「はっ、俺、友人と起業するための準備で水曜日と金曜日の夜と土日は賃貸してる事務所にいるんだけど」
ソファーにどかっと座る恭平。
アルコールが入ってる感じもなく、ただ疲れてるだけのようだ。
「芽生、もう2時だし、寝ろ」
恭平はそういうと、シャワーを浴びに行った。
噂は、所詮、噂で、事実とは全く違う事は多い。
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