第2章 2

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

第2章 2

家へ帰宅した頃には22時をまわっていた。 疲れたから風呂に入り、ベットへ向かうとすぐ眠りについた。 気が付くと僕は外にいた。手にはスマホを持っている。 その時、スマホが鳴る。誰かからラインが届いたみたいだ。画面には梨香と書いてあり、さらにメッセージは「もうすぐ着く」という。僕は何だろうと思いながらもメッセージ通り待っていた。 だが、10分待っても梨香は現れない。僕は梨香に連絡を入れてもうしばらく待つことにした。 それから30分後、梨香はまだ現れない。ラインを見てみると返信どころか既読すらついてない。何かあったのかと心配になってきた。と町のテレビから流れてきたニュースを見て、はっとした。 そこには車がコンビニに突っ込んでいるのが映し出された。その時、僕の耳元で大きな音が聞こえた。頭を振っても耳を塞いでもその音は消えない。けれどもどこかで聞いたことのある音だった。 僕は目を思いっきり閉じ再び開けた。すると僕は布団の中、横にはスマホ。 音の主はやはりスマホだった。 今まで見ていたのは夢だったみたいだ。 しかしなんだ、あの嫌な夢はー 時刻は6時、学校に行くにはまだ少し早いが準備をする。 それでも時間があったので仕方なくテレビを見る。この時間帯はニュースしかなく、それ以外はいかにも幼稚園児が好きそうなアニメしかやっていない。 僕はそのアニメの一つを暇つぶしに見ていた。 すると、「ピコン」と僕の携帯が鳴る。 どうやら梨香からラインが届いたみたいだ。実は昨日梨香の家に行った際にラインを交換していたのだ。 ラインには「今日、一緒に学校に行こう!」と書かれていた。僕は特別一緒に行く友達もいないので「いいよ」と返信した。待ち合わせ場所はお互いが通る四角の交差点にした。 僕はアニメを見終わり、電車に揺られ、交差点へ向かった。 時刻は8時、梨香はまだ到着してないようだ。僕は携帯をいじりながら待つことにした。 8時20分、梨香はまだ現れないー 僕はラインを送ってみた。「まだ着かないの?」と。 しかし、梨香から返信はないどころか既読もつかない。 8時半、そろそろ学校に行かないと間に合わないが一向に梨香から返信は来ない。 仕方なく僕は梨香に一言断りを入れ、学校に向かうことにした。「もう間に合わないから先に行くよ?」と。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!