もやもや

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 徹さんの腕と肩を掴んで頼んだ。そしたら、体の中のがグンと膨らむ。「うわっ」って嬉しなった。トロトロを溢れさせる先端を大きな手のひらで包まれクッとくる。そのままユサユサと身体を揺すられた。中と外から受ける刺激。 「はあ、あ、う、あああ、気持ち、て、はあ、あう」 「気持ちいいよ」  俺はウンウンと必死で頷いた。徹さんので内側をグチョグチョに犯されながら、徹さんの手の中に俺は何度も吐き出した。お願いしてた俺も、もう完全に体力が尽いてヘロヘロで、クタクタやけど、ちっとも終われへん。  初めての時は俺がイっただけでやめてくれてたっけ。あれって、とてつもない優しさやったんやと理解できた。徹さんの体力と持久力はオバケ並やった。  足も手もだるうて力が入らん。俺は身体を痙攣させながら大きく揺すられ続けた。とっくに意識が朦朧とし途切れ途切れの中、完全に自分が徹さんの物になってもうたって感じてた。  もう何度目か分からん絶頂の最後の最後に徹さんが果てて、倒れこんでくる。未だプルプルしてる身体をギュッと抱きしめられた。閉じた瞼や額にそっとキスが降ってくる。 「……すき、やで、俺」 「好きだよ。すごく……」  徹さんの低い声が耳朶をくすぐって、大きな手が何度も頭を撫でる。 「徹さんのになれてよかったわ……」  スーッと意識が遠退くの感じつつ、幸せやって思ってる気持ちを伝えた。
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