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とっぷりと日は暮れていた。 誤解が解け、フォロワーの謎が大方分かってから、俺はきちんと謝った。 身辺整理するだの、捨てるものがなくなっただの、海を見に行きますだの。 確かに最後に命を捨てに行こうと誤解されてもおかしくないことを書き込んでいた。 身近に2人もフォロワーがいたことだけは予想外だったけど。 しかし、最後の海藻アカウントについては結局分からずじまい。 通報したのはそいつかもしれないし、違うかもしれない。 だが、誰だかわからんやつに見張られてるのは気味が悪い。あとでこいつはブロックしよう。 それで俺の『#100個捨ててみよう』タグは完成する。 せっかくここまでやったんだし、最後までやり抜こう。 俺が別に死ぬ気でここに来たわけじゃないことを聞いた3人は、納得して帰っていった。 労基の職員さんには、去り際に一通の封書を渡された。 それはハロワから転送されたもので、一応労基の目を通してから俺に送られる手筈になってたらしい。 アパートの廊下で、一緒に帰ってきた隣の爺さんにもう一度謝って部屋に入る。 「……再雇用の依頼について……?」 目を疑った。 よりにもよって。それは俺が元辞めた会社からの書類だったからだ。
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