第一章 粋な計らい

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第一章 粋な計らい

あーだっりー!!腹減った!! 飯食べに行かない? (A) いくいく! マックにしよーや!(K) ケン、マックばっか食っとるから 最近太ってんちゃう?笑(R) うるさいわ! 疲れてる時は味濃いもん 食いたくなるんや!(K) 今日はおれ奢るから寿司にしよーや! バイト代入ったし!贅沢しよーや!(S) そんなことゆって 100円寿司だろ!! なにドヤ顔してんだよ!!w (A) あーじゃあ もうアキラは自分で払ってなーw (S) そんな話をしてると 教壇の教授の視線と学生の視線が刺さる 小規模な講義あるある。 ちょうどよく一限の講義が終わった 4人は足早に大学をでて 近くの回転寿司に向かった。 昼前ということもあり だいぶ店内は空いていた。 実は来週から 夏休みということもあり、4人はちょっとした計画をしていた。 そういえばさ、夏休みどうする? どっか行かない?(A) いいね!おれ北海道行きたいんやけど!(K) お、いいね! 一回すすきのの 風俗行きたかったんよな!(A) お前らすーぐそうゆうこと ばっかゆうよな!(R) お前はなんの興味もないん? 大学のうちにたくさん 遊んだほうがええよ!(K) 金もない奴がなにゆっとる!ww (R) wwwww(A) (S) そんなことよりさ!おれこれ 行きたいんだけど!(S) ダンッ!!勢いよくシンがチラシを出した。 そこには 伊豆シャークウォッチングツアー 5日間の旅 と書かれていた おーー!!!!! いきてーーー!!(A)(K)(R) けど、こんな金ないぞ! 金があったらなー(A) ジャーーーン!(S) シンが机に広げたのはなんとそのチケットだった! 実はさ、親父の会社で社員サービスで社長が毎年夏に社員に抽選で旅行券くれるんだけど、それに親父が当たったんだよー!!! けど、今年は親父と爺ちゃんと母親、母親の実家に行く予定があって無理なんだよね! それで、家族4枚分余ってるから友達と行ってこいって親父がくれたんだよ!(S) やべー!おれらの夏の思い出めっちゃ楽しくなってきたぞ!!(K) 今年の夏は、沖縄であんなことやこんなことを、、、(A) あほか!またそんなことばっかゆって(R) あれ、けどさケン泳げたっけ?w (A) うおー!!!おれ泳げん無理や!!(K) そんな落ち込んでるケンを横目にニヤニヤ笑うシン シャークケージは、ボンベ背負ってはいるし泳ぐこともないから平気だよ!(S) お前、水の中で何十分も息止められるん? 魚人かなにかなん?www 普通に考えればわかるやろwww(R) てか、アキラ静かやと思ったら 一人で何皿食ってんの? おれが払うと思ってアホみたいに食べて 相撲部屋か!(S) 一同すごく楽しそうに、シンによる粋な計画に心躍らせながらこの時間を過ごしていた。 ただ、この時はまさか 自分達がとんでもない事に巻き込まれるとは知らずに、、、 第一章 完
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