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「この魔法学校では、選ばれし優秀な生徒だけが通う事のできる学校です。
そしてその学校に貴方、初音ラリアさんが選ばれたと言う事…ここまで大丈夫ですか?」
私は首を縦にブンブン振る。
「貴方の本当の親は、魔法の国、リリアーナ王国最上階貴族、リナリアーナ家一人娘、リナリアーナ・リリ様です!」
様!!
すげぇー。
私の名前、リリだってさ。
可愛い名前だしいいじゃん。
「リリ。あなたの魔力はまだまだ未熟です。ですが努力すれば無間の魔力を手に入れることができ、魔法使いならば誰もが羨むサファイアの魔法使いになることができるのです!!!
…
ああ。そもそもサファイアの魔法使いと言うのを知りませんでしたね。
魔法使いにも位があって、上から順に、
宝石→自然→色→生き物→その他
と言うようになります。中には専門の魔法使いになれない、その他の魔法使いもいます。
…
まぁ、詳しいことはまた授業でやるので頑張ってください。
あっ。親さんとは今日でお別れです。
私の方からもう大丈夫だと連絡してありますし、これからは寮生活になります。必要な荷物は仮の親から預かっています。
それではご機嫌よぉ〜。」
理事長先生がいなくなると、あたりがシィンと静まり返る。
「さぁラリア…いや、リリ。もうすぐ入学式が始まります。貴方は新入生代表なので、名前を呼ばれたら返事をしてこれを読んでください。」
私は校長先生から渡された紙を見る。
…これから新しい生活が始まるんだ…。
がんばろう!!!
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