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あの瞬間は、楊が目覚めたという感動、美夕を会わせてやらなければ、という気持ちだけが身体を反射的に動かした。
けれど、と滉の奥底にあった感情が、美夕を目の前にした時に一気に噴き出した。
たとえ、楊でもすんなりと渡すわけにはいかない!
言えなかった言葉。
ぶつけるのは今しかない。
最深部への激しい突き上げと愛撫に悦楽の泉に沈み始める美夕を滉がしっかりと捕まえた。
「美夕、愛してるーー!」
溺れていく美夕の顔を両手で抱き、滉は唇を重ねた。
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