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「美夕っーー」
「ひ、っあ、ーー」
胎内に一気に流れ込んだ液の感覚に美夕は震えた。
「あ……あ」
力が抜け、グッタリとした美夕を強く抱き締め滉は再びキスをする。
求める姿が、見えない。
滉に抱かれ、キスを受ける美夕の視界は真っ白だった。
双子でもその愛し方が正反対だった。
楊の愛が、包み込む大きな柔らかさを持ったものならば、滉の愛は、直截的で射抜くよう。
記憶を辿れば、対となって美夕の中に刻まれてきた存在。
この人は、半分なの。
あの人の半分なの。
そして。
幾度も、わたしを窮地から救ってくれた人。
「あ、あっ、ダメ」
美夕を白濁に溺れさせてなお、滉のそれは衰えない。
「もうっ、だめ……、滉くんっ」
貫かれたまま顔を仰け反らせ、逃れようと身悶えする美夕の揺れる乳房が鷲掴みにされた。
勃ち上がる乳首が舐められ、美夕は肩を竦めて白い躰を震わせる。
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