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カッカッカッと静かに時間が過ぎてゆく
暇だ、ライカがいないと暇で暇で仕方ない
みんなと茶会していても、仕事していても、なぜかつまらん
「ご褒美がいるんだ、俺には」
「なーにバカなこと言って、殿下は仕事に集中!」
「セーワ、俺はご褒美が欲しい」
「じゃあ後でたっぷり構って差し上げますよ」
お前の構うは=稽古だから嫌だ
セーワはいつまで経っても変わらんな
けどこいつらだけが俺についてきてくれる最高の友人だ
「殿下殿下殿下殿下殿下」
「ロキ、どうした?」
その後ろには、アモルとシャルロット、ムガルもいた
ジークは・・・いないよな
「よーっす!」
「サンダか、お前どこにでもいるのな」
ところで、みんな笑顔でどうした
何かいいことでもあったのだろうか
もしかしてセーワを説得してくれるのか!
「殿下、明日からの祝日、10日休みが取れたんですーーー!」
「それは本当か!!」
「それで、これ行きませんか?みんなで!」
ペラっと見せてきたチラシには、他国の祭りがあった
エデン、水の国にての召喚獣パレード
ライカが好きそうな催し物だな
ライカが今所にいるかは知らないけれど、元気にやってるならそれでいい
ジークもウンディーネもいるしな
「明日、出発だな!」
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