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第3話 過去と今の記憶の境目で
昔、リヴァイアサンはアダムの父親より前の魔物使いと2人で旅をしていた
それは楽しい旅でした
けど、楽しい日々はずっと続かない
リヴァイアサンは昔、沢山の魔法を持っていた
その中でも人間の姿になる魔法
これはある日のセラたちのようなこと
人間になりたい、隣に並べるような人に。
そんな願いが積り積って、願いは叶った
その人の名前は、『シド』
彼女名前は私も知っていて、偉大なる魔物使いだった
会ったことはないけど、教科書にも乗るようなすごい人
そんなすごい彼女とリヴァイアサン、リヴァと呼ばれていた2人は
旅に出ていた
そしてリヴァは、シドの事が好きだった
叶わぬ恋でもそばにいればいいと思ってた
なのに
人間はいつか死んでしまうものだ
年老いて死んだシドの事がいまだに忘れられなくて
いつの間にかそれが怖くなっていたの
大切な人が死ぬ気持ち、分かるから。
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