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第4話 新しい命
旅も終わり、ベロボーグへ戻った私達
私達の生活はいつも通りの日常に戻った
「こんにちは~」
「あ、セラさんメアリーさん!」
「ご無沙汰です、今日は色々お話に来たんです」
話?久々に会ったと思えば、セラさんのお腹には大きなふくらみ
きっといい知らせだなぁ
「おめでとう!」
「ありがとうございます。病院では男の子だと言われました!」
幸せそうな2人を見るだけで私達も嬉しいよ
ムガルが入れてくれたお茶は和国から取り寄せたもの、麦茶だ
「それで、ご相談があるんです」
「ん?」
「もし生まれた時、この子がグールだったらどうしようって」
あー・・・普通の人間だったらビックリするだろうし
殺そうとする人もいる可能性が高い
普通の病院では受け入れてもらえるはずないもんなぁ
「どうしたら、いいかなって。」
「そうねぇ、逆にグールの人たちはどうして種族を増やしているの?」
「人間といっしょですが、体力がまず違うんです」
へぇ~そうなのか
「なので人間みたいに時間もかからないし、疲れたりしないんですよ」
何それすごい
初めて聞いた、後で本にまとめておこう。
「私は一応人間の体なので手生むときはそれなりの準備がいるんです」
「うんうん、実は私の知り合いが産科なんだけれど、聞いてみてもいいかな」
「ぜひ、お願いします!」
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