ある場所のひとたち

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ある場所のひとたち

「ではこのまま我々は滅びを待てということか?」 「封印は解けんあの炎はもう世界を焼くことはない。」 黒髪の男に小柄な老人がいう。 「僕もなっとくはいかないね。もとのとこに返すべきだ。」 銀髪の少年がいう。 彼らが論議しているのは今は封じられているが以前は世界の星ぼをのみこんだ炎の話だ。 二人は小さな星達を納める王だ。 老人はこの世界の管理人、異界のこととなれば老人が力を使わなければならない。 「じいさんじゃ話にならねえ。行こうぜタイム。」 男性はイライラと広場から去る。 少年はユックリと後をおった。 老人はため息をついて岩に腰かけた。
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