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5話戦争開始
地震はやはり1時間後にやってきた。
まるで地面が振動するように、
まるで地球そのものがお腹すいたよというように、
そして、地球は爆発する前に、
別の惑星を食べなければならない、
それも108個の惑星を。
本当にそこまで食べつくす前に、
なにかいい方法がないか人類が見つけ出さなければならない、
恐竜の時代と違うのは、いまの地球には人間という知的生命体がいるということだ。
もしかしたら恐竜にも人間的な文明はあったのかもしれない、
場所は北海道の小樽にて、
清流はまっすぐと小樽の海をみていた。
小樽は海の事業で成功したのだろう、
たくさんの船が停泊しており、
地震があったのだが、津波がくるわけでもなく。
それは唐突にやってくる。
そいつは巨大なタコのような存在だった。
【クラーケンタイプです。基本は海から触手の腕をつかって、人々を口に運んで、タコのようなするどい牙でぐちゃぐちゃに食べます】
「ああ、わかっている」
清流はおもう、
はやく、本当にはやく、同士が集ってきてほしい。
そこにソードヴァンパーのような力がなくとも、
人間の存続、地球の存続のために、
人間には立ち上がってほしい。
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