11人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
読んでくれてありがとうございます。
きっとその人は、でした。
私が感じているのは、死ぬのがすごく怖かったから、死ぬのが怖い人がいたら、何か言ってあげたい気持ち。
そんな言葉が見つからなくて、簡単に「消えます」と言ってしまいます。
何かが存在しているのは、やがて消えてなくなるから。存在しているということを、誰も証明できないから。そんな話しかもしれません。
私が消えればあなたは消えるし、あなたが消えれば私は消えるし、その意識からは消えてしまいます。
生きてて、二度と思い出せない記憶が沢山あるように、確かに、消えるものは消えそうだと思うのです。
でも、悲しい意味じゃなくて、失くすとしても、確かに存在してくれることを感じさせる存在があって。
そんな意味で言いたいのだけど、照れくさい感じがして。
次。
詩を書いてると便利な言葉があります。そういう言葉を並べることが今は嫌です。
次。
雨や夜を、それ自体を悲しい、だとか、
暗い、だとか、寂しい、だとか、
「あの雨の日……」とか「あの夜……」とかって表現があまり好きじゃない。
私が雨の日や夜のことを覚えてないから、嘘みたいになるからそう使いたくない。
次。
恋は必ずしなきゃいけないものじゃない。
次。
月は月って名前じゃないと思う。
名前なんかないと思う。
太陽も同じ、名前なんかない。
名前で呼ぶと気まずい気持ちになる。
最後。
本当に心がない人に会ったことはないけど、その人は凄く立派な人だと思う。
最初のコメントを投稿しよう!