エブリークラフトの生活

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エブリークラフトの生活

剛志と麻里はエブリークラフトへのログインが完了した。 目の前には案内人らしきNPCとテントが2つ張ってある。 NPC「私の名前はユナといいます。これよりエブリークラフトの説明をします...。」 2人はひと通り説明を聞いたあとゲームを進行していく。 どうやら、歩くたびに少しずつゲーム内マネーが貯まっていき、そのマネーを使い自分の世界を作るゲームらしい。 あたりは一面緑が広がる。自然豊かで空気も澄んでいるようだ。 麻里は広大な自然に大はしゃぎ 麻里「早く~。散歩デートしてマネー貯めるの」 剛志「操作慣れるの早いって~」 剛志より麻里の方が飲み込みが早いようだ。 しっかり手を繋いで2人の時間を堪能していた 周りにはNPCしかいなく2人はスカイプを通じて楽しい時を過ごした。 緑の草原を走り抜けた2人は小さな川にぶち当たった。そこにNPCユナは立っていた。 ユナ「よくここまでたどり着きましたね。 報酬としてこれをどうぞ」 剛志と麻里は釣竿と魚の餌をもらった。 ここで麻里が口を開いた 麻里「釣り対決をしようよ。先に釣れたら勝ちね~!」 剛志「負けないよ」 こうして数分、釣りを楽しんだ。 すると...釣竿にヒットした! 麻里の釣竿だ。 麻里「全然釣れない...」 すると魚が釣れた。鮎だ 麻里は勝ち誇るように剛志を見た 剛志「くっそー...」 その後、剛志も麻里も数匹の鮎しか釣ることは出来なかった。 その後、テントに戻ろうとする。 ユナが近づいてきて話し始めた。 ユナ「鮎は食べることができます。テント前で焚き火イベントが楽しめますよ」 ユナはイベントの説明をしてどこかへ行ってしまった。 剛志は麻里に勝負をしかけた。 剛志「ここからテントまで競走しようよ。 勝った人は自分の鮎を1匹譲ることな」 麻里は自信ありげに言った。 麻里「いいよ。手加減しないよ」 2人は小さな川からテントまで戯れながらゲームを進めていった。 競走の結果、やはり麻里のほうが速く剛志の鮎は1匹麻里の手持ちになった。 テント近くには焚き火スペースがあり2人は鮎を食べるためイベントを進行した。 剛志「どれくらい焼けばいい? これくらいかな」 麻里「まだ半生だよ。もし食べたらアバターがお腹を壊すよ笑」 剛志「麻里はリアルでも料理できるの?」 麻里「ある程度はね。得意料理はオムライスだよ」 剛志「俺はいつもレトルトが多いよ笑」 麻里「ちゃんと栄養を考えないとダメだよ」 麻里は少し剛志の健康状態を心配した。
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