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次の日の夕方、剛志は緊迫した面持ちでPCを見つめていた。麻里は部屋に母を呼び剛志とのスカイプ通話を待っていた。
同時にPCの画面には互いの顔が映し出させた。
剛志「どうも、剛志と言います。よろしくお願いします。」
剛志は麻里の母に軽く自己紹介し、一礼した。
それに対して麻里の母が喋る。
「どうも、麻里の母です。剛志君は本当に麻里の彼氏なんですか?」
剛志ははっきりとした面持ちで答える
「はい。お付き合いさせてもらっています」
麻里の母は3択問題の話を切り出した。
「麻里から聞いていると思うけど3択問題作ってきてくれた?検証を始めましょうか」
麻里の母は全問正解したら交際を認めると言ってきた。当然、目的は2人を突き放すことだろう。
答えを送るため、麻里は部屋を後にした。
剛志は3択問題の解答を麻里のPCに送り、母はその答えをスクショする。
そして再び麻里を部屋に呼びPC越しに15問も問いが展開された。
問題の中にはこんな問題もあった。
問題10:俺が家族の中で一番好きなのは?
A:父、B:母、C:祖父
問題15:俺が麻里にして1番欲しいことは?
A:料理、B:デート、C:結婚
麻里は14問まで解き15問目に目を通した。
Cに結婚という文字がある。
麻里は一瞬硬直状態になった。
将来を見据えたのだろうか
麻里はCを選択した。さて全問正解なるのか。
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