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遠距離恋愛のかたち
ある日、剛志はバイトに友達の裕貴を誘って働いていた。
剛志「裕貴は遠距離恋愛ってどう思う?」
裕貴「んー。リアルでデートできないから俺は嫌だな」
裕貴は2年前から付き合っている彼女がいた。
剛志は裕貴から恋愛事情を聞き出す。
剛志「麻里と毎週同じスカイプ通話しかできなくて少し物足りない気がするんだよな」
裕貴「画面越しで食事会とかすればどうだ?最近はオフィスがない会社もあって自宅で忘年会をするとかあるらしいぞ」
剛志は裕貴の提案を参考に麻里に相談することにした。
次の日、剛志は麻里に食事の話を持ち出した。
剛志「毎週、スカイプ通話しているけど来週は画面越しに食事をしてみない?」
麻里は即答した。
麻里「じゃあ、私、手料理でも作るね」
その後も満足がいくまで話し続けた。
次の日、今日も1日剛志はバイト先でブツブツ言っていた。
裕貴「何ブツブツ言ってんだ?」
剛志「画面越しで初めて女子と食事するんだぜー」
剛志はテンションが上がって声が裏返っていた
裕貴「お前、料理できるのか?」
剛志「あ、...」
裕貴はため息をついた。
剛志はレトルト料理や外食が多く料理ができない。麻里との食事まで残り1週間!料理を作れるようになるのか
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