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剛志の決心から一週間、今日も麻里とのスカイブ通話の日がやって来た。
それぞれの思いがぶつかり合うとは思ってもいなかった。
「今日は伝えたいことがあるの」
麻里が先手を打つ。
「私、好きな日とができちゃったから別れたい」
麻里は好きな人はいなかったが話を作り会話していた。
「なんで、?」
剛志は今にも涙腺がはち切れそうだ。
「ごめん、ね」
ごめんの辺りで剛志が強引に口を挟む。
「俺は麻里と実際にデートがしたい!
だから待っていて欲しい」
剛志は半泣きになりながら思うがままに気持ちを伝えた。麻里は数分間悩んだが剛志の熱意を押され仕方なく了承した。
麻里は自分の住所を教えた。
剛志は涙をぬぐい麻里を見つめた
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