こんな家、出ていってやる

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こんな家、出ていってやる

俺は今日も金欠だ。親は酒飲みで家計も苦しい。小遣いは1ヶ月2000円。 両親「酒持ってこい」 俺「こんな家、出てってやる!」 その一言で俺の人生は一転した。 手持ちは財布(2500円)、スマホ類、着替え、家にあったカップラーメン数個のみで家出した俺。 午前10時、俺は家出して寝床探しを始めた。 片っ端から友達に電話をかけ泊めてくれる友達を探した。 数時間後、友達のKからLINE通知が来た 「寝るだけならええよ」と。 俺は寝床を確保した。 でもまだ正午。時間が有り余っている。 「昼ごはんは...あっ、」 グNシーの無料クーポンを使うことにして食費をうかせた。 と言ってもデザートだけど。 食費合計は300円。パンと飲み物だけ買った。 残金は2200円になった。 俺は後々、金が尽きるのがわかっていたので就活を始めた。 考え方は単純だ。食費がうく食品のバイトを希望した。 バイ○ルからあるハンバーガー店に電話した。 「あの、バイトの面接をしてもらいたいのですが」 店員「明日の午前中にお越しください」 なんとか面接をする準備はできた。 しかし、俺は侮っていた。面接に必要なのは履歴書、印鑑は必要だ。これらを取りに行くのに家には戻りたくなかった。 俺は100均に行き、印鑑と履歴書、ボールペンを買った。 残金は約1900円 午後6時、近くの大型スーパーでお湯を借りカップラーメンを一つ食べて友人Kの家に向かう。交通手段は自転車だ。 午後10時、屋根に登り、Kの部屋に入った。 Kはブツブツと言った。 「親にバレたら怒られるから静かにしろよ」 俺は薄っぺらいカーペットに薄手の毛布をかけ朝を迎えた。 午前6時、俺はKに頬を叩かれて起床した。 朝から屋根に登りKの家をにする
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