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面接後にご褒美を
Kの家をあとにした俺は昨日のバイトの面接を控えていた。
開始時刻は午前10時。現在、7時でやることがない。
朝ごはんは近くのコンビニでグNシーの藩学クーポンを使い200円の買い物をした。
残金は1700円。
ここで事件は起きた。
スマホの充電が9%しかない...。
ひとまず、面接先のハンバーガーショップに向かった。
アプリクーポンでポテトが200円で買えることが判明。
安さのあまり昼飯にしようとした。
そして、周りを見渡すと無料コンセントがあるじゃないですか!!
これは好都合だ。
俺はポテトをつまみながらスマホを充電した。
午前10時、バイトの面接が始まった。
店長が質問を始めた。
店長「何故、うちでバイトしようと思いましたか?」
俺「私はハンバーガーが好きでよく利用させてもらっているからです」
店長「では、適正検査を行います」
無事、適正検査も通りバイトはできることになった。
しかし、ここでミスが生じた。
店長「銀行口座はどちらで?」
俺「銀行口座?は作ってません」
店長は一瞬、固まった
店長「では明日作ってきてください」
こうして無事面接は終わり明後日からバイトすることになった。
現在正午。
俺は郵便局に銀行口座を作りに自転車を走らせた。
手続きを終え、カードと通帳をゲットした。
俺はやはり腹が減った。
ワンコインの中華料理屋で腹ごしらえした。残金は1000円になってしまった。
午後3時、眠たくて仕方がない
近くの公園で。意識が...
ふと気づいたら午後6時だった。
俺は今日の寝床がないことに気づく!
今日も俺は片っ端から友達に連絡をした。
ある一通のメッセージが届いた。
親友のSからだった。
SはLINEでこういった。
「古いテントあるからあげるわ」
俺は有難くSの家に向かった、
S曰く、一人用のテントで少しずつ穴が空いてるとのことだ。
俺はテントを自転車の籠にいれ、小さな空き地にテントを引いて野宿した。
その夜、寒すぎて寝れなかった。何故なら掛布団などひとつも持ってなかったからである。
ジャケットに丸まって寝るしかなかった...。
午前10時、今日は初バイトの日だ。この公園から自転車で30分程かかる。出勤時間は10時半からだった。
俺は「遅刻ダァァァァァーーー」
叫びながら自転車をめいいっぱい漕いだ。
午前10時半ギリギリ間に合った...のか。
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