タイル張り「等辺凸凹10角形」

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《概要》 1種類の図形を使用して、平面を等量等形分割する方法について解説します. 使用する図形を等辺凸凹10角形と呼ぶことにします. 基本図形、作図方法、タイル張り手順、応用作品例を提示します. 《ギャラリー1》 8468d6e4-0425-492b-b867-a8e376f64668 《ギャラリー2》 98ceadac-e4eb-4908-ba7a-8dfffe6222a0 《基本図形》 等辺凸凹10角形の内角と辺は下記の通りとします. 内角:30度、210度、210度、210度、60度、120度、150度、150度、150度、150度 辺:すべて同じ長さ f05c8706-be1c-484d-959a-e9cb78b14231 《作図方法》 まず正12角形を考えます. 正12角形の外周のうち、連続する4辺を選びます.そして、この4辺を内側へ折り返します. その4辺に連続する1辺を加えた5辺を内側に折り返します. 内側に折り返した4辺と5辺およびこれらに挟まれた外周の1辺に囲まれた図形が等辺凸凹10角形です. a3e512b9-42ab-49fd-92bb-a5365902cb74 《タイル張り手順1》 内角30度の頂点を中心にして回転するように、12個の等辺凸凹10角形を並べます. b255b4f8-48d2-4bf0-a92f-41fae7f8f7af 《タイル張り手順2》 手順1のタイル張りの外周に、36個の等辺凸凹10角形を並べます. f0447691-1ac0-4141-b13f-322bed227295 《タイル張り手順3》 手順2のタイル張りの外周に、60個の等辺凸凹10角形を並べます. 更に同様にして同心円状に、無限にタイル張りを続けて行く事が出来ると思います.証明は行なっておりません. (了) e95103a4-f11e-464e-979b-1cb3e5013680 ―― 奥付 ―― タイル張り「等辺凸凹10角形」 著者:茜町春彦 1種類の図形を用いたタイル張りの解説をしました. 初出: 「エッセイ(数学)『平面の等量等形分割(等辺凸凹10角形)』」2017年3月26日発行 投稿サイト「パブー」で公開した作品です. パブーの閉店に際し、こちらに移植しました.
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