ある日、球児と舞が、愚痴をこぼし合う

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ピロティのダンス部の練習場は、休憩時間に入ったところ。 滝頭が根岸の様子を察し、 (休憩時間中) 滝頭「ちょっと大岡先輩、グラウンドでへ行ってきていいですか?」 大岡「いいけど・・・、あまり遅くならないでよ」 滝頭「はい」 大岡から出かけてきますと言い、滝頭は足早に野球部グラウンドへ。 すると、滝頭に目が留まったのは、千本ノックをファンブルする、阪東の姿だった。 滝頭「あぁ・・・(根岸)舞が気になるのって・・・・」 なぜか滝頭は、阪東の一生懸命さに、目が奪われた。 (練習時間終了後) 滝頭は、誰も見えない裏口で根岸を呼び寄せ、2人に。 滝頭「舞、一生懸命やってるじゃん、阪東くんって人、グラウンド見たわよ」 根岸「そ・・・そなの?」 滝頭「ここはひとつ、バシッと言って。 勇気を振り絞って」 根岸「大丈夫?」 滝頭「ダイジョブ、ダイジョブ! きっと好意を示してくれるって」 根岸「わ・・・わかったわ。 ありがとう、桜、なぜか吹っ切れた。」 滝頭の忠告に、根岸は吹っ切れた表情。
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