第1話~仮面舞踏会~

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鄙由 ヒナヨリ 「お邪魔でなければ…行かせてください…」 彼の甘いマスクに抗えなかった私は その誘いに乗ってしまった… 主催者 ヴィルヘイム・ダウク 「フフッ…良いでしょう…」 彼は胸元から懐中時計を 取り出して時間を見る… 鄙由 ヒナヨリ 「あの…」 主催者 ヴィルヘイム・ダウク 「ちょうどいい時間です… さっそく、わたしの屋敷へ向かいましょう。」 再び、差し出された手を なんの躊躇(ためら)いもなく握り 会場の裏口から、外に連れ出された… 鄙由 ヒナヨリ 「あの、だけど…まだ、舞踏会が…!」 主催者 ヴィルヘイム・ダウク 「大丈夫です…会場は わたしの召し使い達にお任せを…」 ヴィルヘイム公爵が裏口から出たと同時に すぐに黒いリムジンが走ってきて… 半ば強制的にリムジンの後部座席に座らせられた!
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