第1話~仮面舞踏会~

7/11

122人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
仮面の男性 「お嬢さん…足元ではなく わたしの顔を、この目を見てください… わたしがしっかりとフォローします。」 わたしは彼の碧瞳(あおいひとみ)を見つめ 確信したこの人が主催者のヴィルヘイム公爵だと… 鄙由 ヒナヨリ 「は、はい…っ」 腰を抱き上げられて彼の足に合わせ 足を踏まないように気遣いながら ワルツを躍り終える。 仮面の男性 「腰つきは悪くない、僕の好みだ… あ、ごほん!2曲目はタンゴです… わたしに身をゆだねれば あなたに恥をかかせません。」 鄙由 ヒナヨリ 「はい…!」 聞き覚えあるタンゴの曲に合わせて 再び体が密着して、なんだか恥ずかしい… 周囲の招待客はダンスホールの 壁際により、私達を見つめてきてる!
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加