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招待客A
「おい、あれって…主催の!」
招待客B
「ヴィルヘイム公爵だわ!」
曲の合間に聞こえる周囲の声…
主催者
ヴィルヘイム・ダウク
「お嬢さん…お名前は?」
体を密着させてきたまま、彼が問うてきた。
鄙由
ヒナヨリ
「私は…鄙由 美麗奈と申します。」
タンゴの少し早いテンポで足を動かして
指の間に彼の指が絡まる。
女友達
「うわぁ…いいな、ヴィルヘイムさまと
あんなに密着してる…//」
クルリと2回転して腰を支えられて
彼の上体が近づき背中がそれ
再び抱き寄せられる…
主催者
ヴィルヘイム・ダウク
「ん…ハァ、鄙由 美麗奈
東洋人のいい名前だ…。」
タンゴの曲も終盤に差し掛かり
足を動かして曲が終わった同時に
また、彼の上体が近づいて
私の背中がそれた状態になる。
そして周囲から拍手が沸き上がった!
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