第1話~仮面舞踏会~

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招待客A 「最高です!ヴィルヘイム様!」 招待客B 「キャーッ!」 彼の体が離れて周囲に丁寧にお辞儀してる! 私も周囲の人達にお辞儀をして… さっきまで、立っていた ダンスホールのはじっこに向かう。 はぁ…喉乾いちゃった… テーブルの上に置いていた 飲みかけのシャンパンは片付けられていたけど また、ウェイターが近づいてきてくれて… ウェイター 「シャンパンのおかわり、お持ちしました…」 鄙由 ヒナヨリ 「何度もありがとう…」 グラスを受け取り私はウェイターに微笑みかけた。 ウェイター 「いえ、ごゆっくりどうぞ…」 シャンパンをまた一口呑みながら 休憩していると… ヴィルヘイム公爵がグラスを片手に近づいてきた! 主催者 ヴィルヘイム・ダウク 「探しましたよ…」 私は辺りを見回すけど周囲には私以外いない… 鄙由 ヒナヨリ 「あ、あの…えとっ」 何を言おうか迷っていると 彼がもう片方の手で私の顎をグイッと持ち上げるっ 主催者 ヴィルヘイム・ダウク 「その仮面の下の顔がみたい… バルコニーに行きませんか? 夜風に当たれば少しは 酔いもさめるでしょう…こちらです。」 再び手が差し出されて不思議と その手をとってしまう私…
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