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バスタブの中の死体
そもそも、人間は、いや、人間社会は生ゴミとの付き合い方を間違えている。
例えば料理中、皆さんは生ゴミがでたらすぐさまゴミ箱に捨ててませんか?
そんなもの気温の高い夏場ならその日のうちにすぐさま腐って臭くなるに決まっています。
ゴミでもそれがナマモノなら一旦袋に小さくまとめておいて、冷蔵庫ないし冷凍庫に放り込んでおいて、ゴミの日が来たら出して速やかに捨てれば良いのです。
生き物っていうのは死ぬと腐って臭くなるのです。
登山家は下山途中ににおいを探すそうです。
標高の高い場所には生き物がいません。
故にニオイもないんだそうです。
ニオイの正体は生き物です。
有機物です。
ならぼその生き物の腐敗を活発になる前に遅らせれば良い。
ただそれだけのことです。
バスタブの女性もキンキンに凍り漬けにしています。
たまに栓を抜いてドリップした血を一緒に水で流してまた氷を足して保存すればながもちするのです。
僕ちゃんはもっぱらシャワーしか浴びないのでパスタブは使わない。
バスタブは彼女たちのものです。
死体もちゃんと観察すれば捨て時がわかって良い。
ちゃんと付き合えば死体はそれに答えてくれるものてす。
そうそう、先に伝えておけばよかった。
このバスタブの中の死体はですね。
しずえちゃんです。
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